空状態

状態

空状態

Empty State

空状態とは、表示するデータがまだ何もないときに現れ、何がないかと次にすべきことを伝える画面です。

まだプロジェクトがありません最初のプロジェクトを作成するとここに表示されます。
データ

定義

空状態は、画面に表示するデータがまだ一つもないときに現れる画面です。登録したばかりで 何も入っていないカート、一件も届いていないメッセージ受信箱、検索結果がゼロの一覧などが すべてこれにあたります。この瞬間をただの真っ白なページのまま放っておくと、ユーザーは 画面が壊れているのではと不安になります。うまく作られた空状態は、いま何がないのか、 なぜないのか、そして次に何をすればいいのかを短く案内し、とっつきにくい白紙を次の行動へ 自然につなげる案内板に変えてくれます。データがないという事実そのものよりも、その空白を どう説明し、どう埋めるように導くかのほうがずっと大切です。

なぜ重要か

空状態は、ユーザーがサービスで最初に出会う画面になることがよくあります。登録直後は 当然まだ何のデータもないからです。このとき画面が空っぽだと、ユーザーは何から始めれば いいのか分からず、そのまま離れてしまいがちです。逆に空状態が最初の一歩をていねいに 案内してくれれば、ユーザーはすぐに何かを始め、サービスへ自然に足を踏み入れます。 だから空状態は、事故や例外ではなく、次の行動への招待として扱うべきです。また検索結果が ないときのように一瞬だけ通り過ぎる空状態でも、なぜ結果がないのか、どうやって試し直せば いいのかを伝えれば、ユーザーは行き詰まらずに探し続けられます。第一印象とつまずきの瞬間を 同時に受け持つ画面なのです。何もない瞬間こそ、サービスがユーザーをどれだけ細やかに 気づかっているかが、かえってはっきりと表れる場面です。

よくある間違い

  • 空っぽの画面を何の案内もなく、ただの白紙のまま放置してしまうことです。ユーザーは データがない正常な状態なのか、画面が壊れているのか区別できず、何をすればいいのか 分からないまま離脱しやすくなります。
  • データがない状態と、読み込み中の状態を区別しないことです。まだ取得している途中なのに 結果がないと決めつけてしまうと、ユーザーはありもしない問題で混乱してしまいます。
  • 次に何ができるかの案内はなく、残念だという言葉ばかり並べてしまうことです。共感の メッセージだけではユーザーは次の行動へ進めず、結局は画面の前で立ち止まったまま、 何をすべきか見つけられなくなります。

実務のヒント

  • 空状態は、アイコン一つ、一行の説明、そして次の行動を開くボタンの組み合わせを基本の 骨組みにしましょう。この三つがそろうだけで、白紙が自然と次の行動への招待に変わります。
  • 何がないのかだけでなく、なぜないのか、どうやって埋めればいいのかまでいっしょに 伝えましょう。とくに検索結果がないときは、キーワードを変えてみるといった具体的な 次の一手を示すと親切です。
  • データがない空状態と、まだ読み込んでいる最中のローディング状態は必ず別々に扱いましょう。 この二つを混ぜてしまうと、ちゃんと届いている途中のデータを、ないものと誤解させて しまうことがあります。

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